倉茂義隆写真展 ふるさと栃尾の日々

　昨日銀座ニコンサロンで写真展を見ました。
美しいモノクロプリント。
揺るぎない構図。
長い時間の流れ。
プリントを見つめそこに記されている時間を確認して進むうちに小説を読み終えた時のような
心地良い緊張から解放されるような感動をうけた。
写真とはこんなにも饒舌で静かなものなのか。
久しぶりに写真の持つ力を再確認した。


倉茂さんの文章から
　静かな日常の情景は川の流れに似ている。そこには生きとし生けるものの哀しみや、いいがたき嘆きがあり存在の根源に横たわる闇もある。穏やかな水面の輝きは生命の輝きにもにて、この世の甘味な瞬間の象徴といえるのかもしれない。
　私達の足下に目を向ければ、そこには虚無が、いや、物的因果律に支配された深淵が広がる人はその地平に立たされ、人間という夢を、見るのだと思う。

タグ：写真

コメント 3

先日、こちらの写真展に行ってきました。
見つめ続けることの愛しさと大きさを感じました。
お祭り帰りのおばちゃんの写真に胸が一杯になってしまいました。
素敵な写真展に行くことができました、ありがとうございました。
トップのプロフィール写真も変わりましたね。

by mineta (2008-08-13 17:37) 

ブログ拝見しました。
このたびの写真展では.私の思いが届くべきところに届いてほしい.
そのような思いで臨みました。
私の思いが届いているようで.嬉しく思いました。
ブログ掲載感謝します。
by 倉茂義隆 (2008-08-15 16:43) 

倉茂さま　
はじめまして。なんのお断りも無くブログに書いてしまって失礼致しました。写真展拝見しまして写真に携わって生きていく事に勇気をいただきました。これからも「写真生活」を自分自身も続けていきたいと思っております。ありがとうございました。
　
さらにインターネットを通じて様々な想いが伝わる事に戸惑いと喜びを感じております。
by oshi (2008-08-17 18:54)